Apr 27, 2009
気楽にウォーターサーバーの比較
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◇選手を信じ、突き放す
「おまえらが藤代の伝統を汚すようなことをするなら、俺は練習に出ない!」。昨年8月、藤代高校野球部グラウンドに菊地一郎監督の怒号が響いた。「必死にやるんでお願いします!」。監督室の前で泣きながら懇願する選手たち。何度も突き放す菊地監督だったが、実は「このチームなら甲子園を狙える」と考えての行動だった。
藤代は、昨夏の茨城大会で8強入り。高校通算35本塁打を放った不動の4番打者・高宮和彦選手(現専修大)ら当時の3年生が引退。2年生主体の新チームへ移行し、全国の強豪校と練習試合を繰り返した。2年生の時から既にチームの主力として活躍していた投手陣が安定し、守備も堅かったため、接戦の好ゲームも多かった。
しかし「勝負弱さ」が目立った。秋、春の県大会では、鵜沢弘充投手(3年)の好投などで4強入りしたものの、敗れた試合はいずれも完封負け。打線が課題だった。
「どうやって点の取り方を教えるか」。精神面を鍛える必要がある。そこで考え出したのが、あえて突き放す方法だった。それも、選手たちの真面目さを信じてのこと。「こいつらはへそを曲げないのが良いところ」と菊地監督は信じていた。
それに応えて新(あたらし)貴将主将(3年)ら打撃陣は心を入れ替え、カウントや走者など実戦を意識して取り組んだ。新主将は「7月に入ってようやくチームがまとまってきた。負けている時に選手の顔が死なず、元気に攻めることができるようになった」と振り返る。
菊地監督の突き放す指導は、茨城大会で結実した。「鵜沢を甲子園で投げさせたくないのか」。決勝の霞ケ浦戦で、鵜沢投手が途中降板する劣勢の中、菊地監督は野手に発破をかけた。打線は「鵜沢におんぶにだっこ状態。最後の夏は何としても、自分たちが打って勝つんだ」と奮起。佐藤裕太捕手(3年)のサヨナラ打で優勝を決めた。
甲子園出場決定後、菊地監督は「選手たちの粘り強さで勝たせてもらった。信じてついてきてくれた選手にありがとうと言いたい」と選手たちを初めて褒めた。夢の舞台・甲子園を目前に、監督の厳しい愛情を真っ正面から受け止めた選手たちへのエールだった。
8月5日朝刊
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東京電力福島第1原子力発電所事故を受け、県は4日、県内全域の土壌中の放射性物質の調査を始めた。国が既に調査を実施している6市町(北茨城市、高萩市、日立市、常陸太田市、常陸大宮市)を除く38市町村で19日までに順次実施。結果は「土壌の放射能濃度マップ」にまとめ、9月上旬に県のホームページで公表する予定。
4日に水戸市の千波公園ふれあい広場で行われた測定では、県環境放射線監視センターの職員が3メートル四方の四隅と中心部の計5カ所の表土を土壌採取器で約5センチ分採取。同センターで放射性ヨウ素と放射性セシウム濃度を調べる。同時にサーベイメータで地表1メートルの高さの放射線量も測定。合わせて公表される。【鈴木敬子】
8月5日朝刊
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放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に与えられていた問題を受けて県が全頭検査を開始後初となる牛肉の競りが4日、県中央食肉公社(茨城町)で行われた。検査で安全性が確認された134頭の枝肉が競りにかけられ、約20人の食肉卸売業者らが値を付けた。
同公社によると、格付けで最高ランクを表す「A5」の1キロ当たりの平均単価は、2月24日には2091円だったが、一連の牛肉汚染問題の影響で先月28日には1715円にまで値下がりした。この日は2005円まで回復し、ほぼ事故前の相場に戻った。
競りに先立ち、公社の鹿志村均副社長は「安全が証明された牛肉を全国の消費者にアピールし、茨城の畜産復興の礎にしてほしい」とあいさつ。ブランド牛「常陸牛」の生産者や食肉店が加盟する県常陸牛振興協会の谷口勇事務局長は「事故前の相場に戻り、生産者も自信を持ってくれたのではないか」と安堵(あんど)の表情を見せた。【鈴木敬子】
8月5日朝刊
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